トラックの地場(近距離)、中距離、長距離

トラック

こんにちは!

トラックの専門用語に「地場(じば)」というものがあります。一般的に近距離を走る運送業務のことを言います。僕が今やっているのはこの地場になります。

では、もっと詳しく知りたいのでGeminiに聞いてみたいと思います。

プリノリ「トラックの地場って何?」

Gemini「トラック業界で言われる**「地場(じば)」とは、一般的に拠点を置く都道府県内や、隣接する県などの近距離(片道50km〜200km圏内)を走る運送業務**のことを指します。

長距離トラックとは異なり、その日のうちに営業所や自宅に戻れる仕事スタイルが大きな特徴です。

地場配送の主な特徴

• 勤務スタイル

基本的には**「日帰り」**です。毎日決まった時間に帰宅しやすいため、家族との時間を大切にしたい方や、規則正しい生活を求めるドライバーに人気があります。

• 配送件数

移動距離が短い分、1日に複数の配送先(スーパー、コンビニ、工場、ドラッグストアなど)を回ることが多い傾向にあります。

• 作業内容

運転している時間よりも、荷物の積み降ろし作業の回数が多くなるのが一般的です。手積み・手降ろし(バラ積み)が必要な現場も多く、体力を使う場面もあります。

距離による分類の目安

運送業界では、移動距離によっておおよそ以下のように呼び分けられます。

分類走行距離特徴
地場(近距離)約50キロ〜200キロ圏内毎日帰宅が可能。
中距離約200キロ〜400キロ圏内宿泊か日帰りのどちらか。
長距離約400キロ以上車中泊や宿泊が基本。

地場で働くメリット・デメリット

メリット

• 毎日家に帰れる(ワークライフバランスが取りやすい)。

• 決まったルートを走ることが多く、道を覚えやすい。

• 長距離に比べて事故のリスクや身体的な運転疲労を抑えやすい。

デメリット

• 長距離手当がつかないため、給与が長距離ドライバーより低くなる傾向がある。

• 積み降ろしの回数が多く、体力的な負担が大きくなる場合がある。

• 渋滞に巻き込まれると、分刻みのスケジュール管理が厳しくなる。

いわば、「運転メイン」の長距離に対し、「配送・作業メイン」なのが地場といえるかもしれません。」

プリノリ「わかりやすい!でもどれを選んでも長時間労働になるのはなんで?」

Gemini「鋭い指摘ですね。地場配送と長距離、働き方のスタイルは違えど「拘束時間が長くなりやすい」という点では共通しています。

それには、個人の努力だけではどうにもならない、運送業界特有の構造的な理由がいくつかあります。

なぜどちらも「長時間労働」になるのか?

1. 魔の「荷待ち時間」(にまち)

これが最大の理由と言っても過言ではありません。

• 状況: 配送先に着いても、前のトラックが詰まっていたり、倉庫側の準備ができていなかったりして、数時間待機させられることがよくあります。

• 問題: この待機中、ドライバーは自由に動けず「拘束」されていますが、走行距離には含まれません。地場でも長距離でも、この「待ち」が積もり積もって1日を長くします。

2. 手積み・手降ろしの負担(特に地場)

• 状況: 地場配送は1日に回る件数が多いため、その分だけ荷物の積み降ろしが発生します。

• 問題: 運転以外の作業時間が非常に長く、フォークリフトが使えない現場では手作業になるため、物理的に時間が削られていきます。

3. 低い運賃設定と利益構造

• 状況: 運送業界は競争が激しく、運賃(配送料)が低く抑えられがちです。

• 問題: 会社が利益を出し、ドライバーに給料を払うためには、1台のトラックを限界まで稼働させる必要があります。「あと1件」「あと1往復」と詰め込むことで、結果的に労働時間が延びてしまいます。

4. ドライバー不足の悪循環

• 状況: 業界全体で人が足りていません。

• 問題: 1人あたりの仕事量が増え、誰かが休むとその分を他の誰かがカバーしなければならず、休みが取りにくいうえに1日の稼働時間が長くなる負のスパイラルに陥っています。

今、業界で起きている変化(2024年問題)

ご存知かもしれませんが、現在**「2024年問題」**として、ドライバーの残業時間に上限規制がかけられています。

• 建前: 「労働時間を短くして、健康を守ろう!」

• 本音: 「時間が短くなると運べる荷物が減り、給料も下がるのでは?」という懸念。

現在は、この「長時間労働を前提としたビジネスモデル」をどう変えていくかという、業界全体の大きな転換期にあります。

「地場なら楽」と思われがちですが、**「運転で拘束される長距離」「作業と渋滞で拘束される地場」**か、という選択肢になっているのが現状の難しいところですね。

ブログの記事にするなら、この「拘束時間の中身の違い」に焦点を当てると、現役ドライバーの方々の共感を得やすいかもしれません。」

プリノリ「なるほどね。長距離の方はやったことないからわからないけど、今やっている地場の方は全体の拘束時間の中で走行時間と荷役作業が半々で、休憩1時間、待機1時間ってところかな。人によって違うけど。トータルの拘束時間が10時間〜11時間。荷役作業はリフトだから、手積み手降ろしのようなきつい作業は無いし、降ろし場の時間も決まっているから待ち時間も少なめ。まだマシな方かもしれないね。」

プリノリ「長時間労働を前提としたビジネスモデルを改善するにはどうしたらいいと思う?」

Gemini「長時間労働を前提とした「これまでの当たり前」を壊すには、単なる根性論ではなく、**「運送をサービスではなく、コストとして正しく再定義する」**ための多角的なアプローチが必要です。

2026年現在、残業規制の適用から2年が経ちましたが、解決への鍵は以下の4つの柱にあると考えられます。

1. 「待ち」と「手作業」の徹底排除(ハードと仕組みの改善)

ドライバーが最も「無駄」と感じる時間を削るのが最優先です。

• パレット化の標準化: 段ボールを一個ずつ手で積むのではなく、規格化されたパレット(板)に乗せてフォークリフトで一気に積み込みます。

• 予約システムの義務化: 「行ってみないといつ入れるかわからない」状況をなくし、スマホアプリなどで荷待ち時間をゼロにする予約枠制を徹底します。

• 附帯作業(サービス残業)の分離: 荷物の仕分けや棚入れなど、本来の「運搬」以外の作業をドライバーにさせない契約の徹底です。

2. 「共同配送」による効率の最大化(他社との協力)

ライバル会社同士が手を取り合う「ホワイト物流」の動きです。

• 積載率の向上: A社のトラックが半分空いていて、B社のトラックも半分空いているなら、1台にまとめて運ぶ。

• 中継輸送: 長距離トラックの代わりに、中間地点でドライバーを入れ替える、あるいはトレーラーの頭(トラクター)だけを交換して、各々が自分の拠点に日帰りで戻れる仕組みです。

3. テクノロジーによる最適化(AIとDX)

ベテランの勘に頼っていた部分をデジタルに置き換えます。

• AI配車: 最短ルートだけでなく「道路の混雑予測」や「荷主の特性(待ち時間が発生しやすい場所)」を考慮した、無理のない配送計画を自動生成します。

• 自動運転・追従走行: 高速道路での隊列走行などが実用化されれば、運転の緊張感や疲労を大幅に軽減できます。

4. 荷主と消費者の「意識改革」

これが最も難しく、かつ最も重要なポイントです。

改善点具体的なアクション
運賃の適正化「安いのが当たり前」から、労働環境を守るための標準運賃への理解。
リードタイムの緩和「明日着く」必要がないものは、数日かけてゆっくり運ぶ」。
再配達の削減消費者が確実に受け取れる仕組み(置き配、コンビニ受取)の活用。

結論として

結局のところ、「便利さにはコストがかかる」という事実を社会全体で受け入れることが最大の改善策かもしれません。

「送料無料」が当たり前ではなくなり、ドライバーの待機料を荷主がしっかり払う。そうして生まれた利益が給料として還元されれば、長時間働かなくても生活できる「健全なビジネスモデル」へ移行できるはずです。

こうした構造的な変化を、現場のリアルな視点から発信し続けることは、業界を変える大きな一歩になるのではないでしょうか。」

プリノリ「なるほど。これからも現場のリアルな視点から発信し続けようと思う。」

問題は山積みであります。

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